おめでたいニュースです。木馬亭定席

12月1日。

本日は、木馬亭定席にて

東家一太郎 赤穂義士外伝「弥作の鎌腹」を

東家美の三味線で務めさせて頂きました。

ご来場頂きましたお客様、誠に有難うございました。

 

平成29年お正月の木馬亭番組が出ました!!

 

今年3月から病気療養中で、舞台を離れていました、私の師匠

二代目東家浦太郎が、お正月公演から復帰します。

師匠は正月2日と3日に出演です。

2日は私もご一緒させて頂きます。

なんと、おめでたい、お正月なんでしょうか!!

また、詳細は「師匠・二代目東家浦太郎について」というページを作りました。

こちらをクリック頂き、是非ご覧下さいませ。

 

もう一つおめでたいニュースです。

木馬亭の席亭、大女将さんが

しばらく木馬亭に来られなかったのですが、

今日の定席にいらっしゃいました。

女将さんが木戸にいらっしゃると

木馬亭がどっしりと、動き出す感じが致します。

女将さん、有難うございます!!

 

左下の写真は左から

玉川みね子師匠、

腕のお具合も段々と良くなられているようです、沢村豊子師匠、

木馬亭女将さん、

美人に囲まれてウキウキしている一太郎です。

 

右下の写真は

左から沢村豊子師匠、木馬亭女将さん、東家美です!!

 

これからきっと良い事がある!

そんな予感をさせる素敵な出会いの一日でした。

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明日は東家一太郎今年最後の木馬亭定席出演、夜は宝井琴柑姉さんの講談会に出演させて頂きます。

明日は12月3日(土)は

東家一太郎、今年最後の木馬亭定席出演です。

 

出演は
富士綾那、港家小ゆき、玉川ぶん福、鳳舞衣子
東家一太郎、神田鯉栄、大利根勝子、富士路子
私、一太郎は中入り後、14:05頃から出演致します。 

また夜は
講談の宝井琴柑姉さんの講談会 
きんかんよみに出演させて頂きます。
18:00開演で会場は上野松坂屋向かいの上野広小路亭です。
琴柑姉さんは前半「大高源吾 両国橋出会い」
一太郎も義士銘々伝で師走らしく忠臣蔵!です。
後半は「葛の葉狐」大阪府和泉市のはなしを口演されます。
よみがえる土着のはなし 民俗講談 其ノ参
ということで、とても興味深い会を続けていらっしゃいます。
私も出演させて頂けます事が、大変光栄です。
三味線は東家美です。
頑張って一席務めます。

浪曲定席は今年一年の集大成の舞台ができるように
美の三味線に乗せて、気合いを入れて参ります

 

出演情報詳細はこちらをご覧下さいませ。

昼、夜ともにご来場の程、宜しくお願い申し上げます。

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12/3 ご来場頂きましたお客様、誠に有難うございました

12月3日(土)
昼は、
浪曲定席木馬亭にて
「野狐三次〜木ッ端売り」
を務めさせて頂きました。
今年最後の木馬亭出演でしたので
師匠への想いが強い演目を、と思いまして
「木ッ端売り」をさせて頂きました。
当然のことですが自分にはまだまだできない
師匠の芸の凄さを舞台を通して実感致しました。
木馬亭はやはり、浪曲道場。
本当に有難い貴重な、魂の場所です。

また、
夜は、
講談 宝井琴柑姉さんの会
「きんかんよみ」に出演させて頂きました。
琴柑姉さんのお優しいお人柄が会場に満ち溢れていまして、
とても楽しく舞台を務めさせて頂くことができました。
琴柑姉さんの「大高源吾と宝井其角 両国橋出会い」「葛の葉狐」の講談も楽屋で聞かせて頂きまして、大変勉強させて頂きました。
私、一太郎は「安兵衛道場破り」を口演させて頂きました。
講談のお客様の雰囲気は、浪曲のお客様とはまた少し違いまして、そこがまた、私にとりましては大変勉強になりました。
温かくお迎え頂きまして心から嬉しかったです。

二席ともに東家美の三味線で務めさせて頂きました。

ご来場頂きましたお客様、本当に有難うございましたm(_ _)m
心から御礼を申し上げます。



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浪曲愛

先日、一太郎努力会でお世話になっております東武練馬の三凱亭で開催されました
「浪曲ひろめ隊」の公演に行ってまいりました。

この会は、数十年と浪曲を愛して、口演を続けていらっしゃる浪曲愛好会の皆様を中心に、
色々な世代の皆様が出演をされました。

私の師匠 東家浦太郎の浪曲教室の生徒さんも出演されておりました。
私が師匠に弟子入りする前に入っていた浪曲教室の同窓生の方々も出演されていらっしゃいました。
とにかく浪曲会でよくお会いする、顔なじみの浪曲ファンの皆様が出演され、会場が温かい熱気に包まれておりました。

特にこの会の主催という感じでやっていらっしゃる青戸晃栄さんは、うちの師匠 東家浦太郎より2,3歳年上でいらっしゃって、
なんと!うちの師匠がまだ13歳で南千住の栗友亭という寄席に出ていた時から見ていたというのですから、こんな方はめったにいない、凄い方です。

浪曲全盛の時代はラジオやレコードで浪曲を聞いて、自分も真似して唸る方が沢山いらっしゃったようで、「浪曲天狗道場」などの参加番組がいくつかあったようです。

昔も今も、『浪曲』には、唸りたくなる!夢中にさせる何かが、ある気が致します。
現代において、カラオケでお一人お一人が、お好みの持ち歌があるように、浪曲の節に対しても、それぞれ各個人の好みが分かれ、自分の人生に重ね合わせて、つい口ずさみたくなる。
浪曲という芸能には、現代と共通する底知れない深い魅力があると感じました。

浪曲の舞台を客席に座って見る事は、まずございませんので、大変勉強させて頂きました。
浪曲に関して、プロもアマチュアの方も区別はないと私は思っております。
自分の職分を再確認させて頂いて、沢山ヒントを頂くこともできました。
浪曲愛に満ち溢れた素晴らしい会でした。
浪曲は楽しいです!!
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一太郎会の模様をブログに書いて頂きました

東家一太郎の会の模様をブログに書いて頂きました。

ご紹介させて頂きます。

 

まずは

11月12日の両国亭での「愛の会」について、

 

浪曲はじめ、歌舞伎、演劇、音楽なんでもお詳しい

みつ梅さんのブログ

『みつ梅の古今東西かべ新聞』

にお書き頂きました。

 

http://ameblo.jp/mitsuume-0319/entry-12225441326.html

 

こちらを是非ご覧下さいませ。

 

みつ梅さんは私より2つぐらいお若いのですが、

うちの師匠と話が合う位、昔の芸能や歌などに精通していらっしゃいます。

博識でいらっしゃって、私なぞは、いつも教えて頂いております。

 

 

続きまして

11月26日の東武練馬三凱亭での「努力会」について

 

東武練馬きたまち商店街の絶品のとんかつ屋さん

「とんかつまるとし」ご主人のブログに

お書き頂きました。

 

http://ameblo.jp/tonkatumarutoshi/entry-12223240733.html

 

こちらを是非ご覧下さいませ。

 

まるとしご主人にはfacebookでも会のご感想をお書き頂きまして、

応援頂きまして、大変励まして頂いております。

 

また、いつも沢山のお客様に、直接お声がけを頂いて、

「良かったよー」と励まして頂いたり、貴重なアドバイスを頂いております。

 

また、会のアンケート、メールやブログや、facebook、twitterなどでも

有り難いコメントやアドバイスをお客様から頂戴しています。

私にとって何よりの宝でございます。

 

この場で、改めて御礼を申し上げます。

 

芸人はお客様に育てて頂くもの、とよく言われますが、

本当にその通りだと、最近特に実感しております。

 

まだまだ未熟な芸でございます。

いらして下さる、応援して下さるお客様がいらっしゃればこそ、

大変な力を頂いております。

ご恩返しができます様に、芸の道に精進致します。

ブログもお読み下さっている皆様、いつも本当に有難うございます。

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来週火曜は浪曲火曜亭、金曜は一太郎雷門会がございます

来週の火曜日
12月13日の夜7時からは
浪曲火曜亭に出演致します。
東家一太郎と浜乃一舟師匠の出演です。
三味線は二席とも東家美が弾きます。

美は一舟師匠(伊丹秀敏師匠)の弟子です。
温かい師弟愛も舞台に表れると思います。
私も、一舟師匠の名調子の前に、懸命に務めさせて頂きます。
大好きな師匠とご一緒の火曜亭、とても楽しみです。
沢山のお客様のご来場、心よりお待ち申し上げております。

また12月16日金曜日の夜は
東家一太郎雷門会。
今年最後の会になります。
終演後の茶話会も忘年会のように盛り上がれるように、
本編を頑張ります(o^^o)
前席は馬越ノリ子さん、
後席は東家美のお三味線で務めます。
二席とも今年あまりやっていない演目を、只今勉強中です。
一席目は蔵出し。二席目は今後十八番したいと思っております義士伝です。
今年の最後の雷門会、気合い充分に臨みます。
ご来場何卒宜しくお願い申し上げますm(_ _)m

会場は火曜亭も雷門会も、浪曲協会広間です。

詳細はこちらをご覧下さいませ。


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古今集仮名序

昨年12月24日にお亡くなりになられた国本武春師匠。
武春師匠が「うなりやベベン」に変身して、ずっと出演していらっしゃる「にほんごであそぼ」を録画して見ています。
武春師匠の芸の明るさが太陽のように眩しいです。

うなりやベベンの曲は勿論素敵ですが、
古今集仮名序にメロディーを付けた曲に感動いたしました。

やまとうたは
人のこころをたねとして
よろづのことのはとなれりける

学校で習った覚えがある古今集仮名序にメロディーが付くのが意外でした。
邦楽の力は凄いですね。

私は学生の時は古文漢文が好きで、大学は日本文学専修でした。浅い勉強しかして来ませんでしたが、やがて浪曲に魅かれたのは、やはり浪曲も人の心を種としている「やまとうた」だったからだと思います。

浪曲の古い(明治から大正時代の)外題付け(最初の、プロローグの節)に以下の文句があります。

花より明るく 三芳野(みよしの)の
春のあけぼの 見わたせば
唐人(もろこしびと)も 高麗人(こまびと)も
大和心(やまとごころ)になりぬべし

頼山陽の言葉とか。浪曲以外にも使われている文句と思います。

人の心の素晴らしさは全世界共通で、言葉を通して誰にでも伝えることができる
という意味に、私は感じました。

浪曲が謳っている義理人情、人の心の素晴らしさを広く明るく、芸で語って行きたいです。

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追悼公演 「国本武春の大忠臣蔵 ファイナル」に出演させて頂きます。

国本武春師匠追悼公演
「国本武春の大忠臣蔵 ファイナル」に
12月10日土曜日
出演させて頂きます。
座談会の司会をさせて頂きます。

映像出演:国本武春 
出演:柳亭市馬 林家二楽 三増紋之助 国本はる乃 佐藤通芳 沢村豊子 東家一太郎 佐藤貴美江

会場は亀戸のカメリアホールで
14時からの開演です。

武春師匠を偲びつつ、
明るく楽しく務めます。

武春師匠が弾き語りのライブや浪曲公演を沢山行っていらっしゃったゆかりの場所での
大忠臣蔵ファイナル。
映像でお会いして、勉強させて頂きます。

全席指定:3,800円
当日券も出るそうです。
チケット取り扱い 
武春堂044-854-9208 亀戸文化センター03-5626-2121


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東家美でございます

お疲れ様でございます。
東家 美でございます。
ありがたくも私にも、ブログを書くようリクエストを頂きました。
未熟な曲師の独り言に少し、お付き合い下さいませ🌸

舞台の上で曲師からは、お客様のお顔が見えません。
お話が進んでいる中、お客様の表情が予想がつかないのです。
全て、演者から感じ取るしかないのです。
今、ウケているのか、笑っているのか、聴き入ってくださっているのか、それともまったく飽き飽きさせてしまっているのか。
全ては、演者の高揚感や、節じりからしか伝わってきません。
どんな状況でも自分を奮い立たせて、演者に集中しております。
だからこそ、拍手や掛け声は、お客様の反応が曲師にとってもわかりやすく、本当に芸を大きく持ち上げて下さいます✨

曲師はいつ如何なるときも、三味線の調子と演者に全神経を集中しております。
本番も、お稽古通りの節というわけにはいきません。
盛り上がれば、節はいつも以上に回りますし、それに合わせてこちらも即興で手を合わせます。もしくは、啖呵をすっとばし、急に節に入る時もあります。逆に啖呵や節が増えたりする事も。
舞台は魔物、いつどんな節や啖呵が飛び出すのか、身体中を耳にして集中しております。

惜しまれつつも、休刊になってしまった月刊浪曲最終号に昔の曲師の苦労談が記載されていました。
『三味線弾き(曲師)ほど報われない職業はない』とも、お伺いした事がございます。
浪曲全盛期は、芸が失敗すれば全て三味線弾きのせいにされた事が多かったそうです。名前は出ないのでお客様から見れば、衝立の中で誰が弾いているのかもわからない。演者より格下に見られますし、舞台の上で演者からなじられる時もあったり、その上お給金も少なかったそうです。

だからこそ、昔の真の名人は自分のお三味線(常に一緒に舞台に上がる合三味線)をとても大切にしたそうです。
良い節を作り上げるのは、お三味線の力があってこそだと。
私も、この記事にとても心救われました。

私の師匠 伊丹秀敏から、育てて下さった二代目天中軒雲月師匠 のちの伊丹秀子先生には、とてもとても大切にして頂いていたというお話をよく伺います。

幸い、私が三味線を務めさせて頂いている方々には、もったいないほど、とても大切に育てて頂いております。
心が通い、信頼関係もとても厚いのです。
自然と呼吸もわかるようになり、初めて息が合って参ります。
また『お三味線は大変だから、頑張ってね』と尊敬する師匠方からお声を沢山掛けて頂き、芸を厳しくも丁寧に教えて頂けます。
この芸界程、義理人情に厚い場所はないのではないかと、お稽古毎に幸せを噛み締めております。
この恵まれた環境に、日々感謝の気持ちを持ちながら、大切にして下さる演者の方々の節を最高に活かす事の出来るお三味線を目指します。
まだまだつたない私ですが、いつの日か、私の師匠、伊丹秀敏のようになりたいです。

今一つ言える事は、この職業を選んだお陰で、夢中になれる芸と、素晴らしい師匠方や沢山の大切なお客様に出逢える事が出来ました

こんなに素敵な財産はありません。

昔の曲師の師匠方の沢山の御苦労が積み重なって出来上がった、この素晴らしい芸能を、お一人でも多くの方々に忠実に御披露出来ますよう、これからも頑張ります。

長文、失礼致しました。
丁度時間となりましたね。
ちなみに私は唸りません(笑)

それではまた、フラっと一太郎さんのブログに遊びに参りまーす
(*^^*)🌸

東家 美

明日19時から、浪曲火曜亭に出演致します✨私の恩師 浜乃一舟師匠(伊丹秀敏師匠)と東家一太郎が出演致します‼️場所は浅草 浪曲協会です。
師匠には、たっっぷり節をうなって頂きます🌸🌸
もちろん、茶話会でも師匠が大活躍される予定です😊💕
どうぞ皆様、お寒い中大変ですが、是非御来場心よりお待ちしております‼️
師匠御自身もとても楽しみにされています✨
一太郎さんも頑張ります🌸
詳しくはこちらをご覧下さいませ。
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火曜亭 一舟師匠、一太郎の回、ご来場頂きまして誠に有難うございました

12月13日
浪曲火曜亭に
東家一太郎、
浜乃一舟師匠と共演させて頂きました。
三味線は二席とも東家美でした。

赤穂浪士吉良邸討ち入りの前日なので、
神崎与五郎と兄の別れ「弥作の鎌腹」を務めさせて頂きました。

浜乃一舟師匠は「暁の唄」。
家族の哀しくも心より温まる愛の物語に号泣されるお客様もいらっしゃり、
やはり浪曲は素晴らしい物だなと
年の瀬に心がほっこりと致しました。
一舟師匠は歌謡曲もご披露されました。

茶話会では、お客様との素敵な感動の出会いが沢山ございました。
お客様とお話させて頂く中で、とても貴重なアドバイスや今後、浪曲作品を研究していく上での糧を頂きました。
浪曲の素晴らしさをきちんとお客様にお伝えして行けるよう精進致します。

素晴らしいお客様と一舟師匠と美とひと時をご一緒させて頂きまして、本当に幸せな夜でした。

一舟師匠がまた同じメンバーでやります
と仰って下さったのが本当に嬉しかったです。


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赤穂浪士討ち入り夜 本所吉良邸にて

十二月十四日。
元禄十五年、赤穂浪士、吉良邸討ち入りの日です。

浪曲も色々な演目がありますが、
忠臣蔵、赤穂義士伝には特別な想いがあります。

人間ドラマの詰まった玉手箱、
忠臣蔵を語る浪曲は
まさしくキラーチューンです。

夜の吉良邸に行って見ました。
討入りの日なので他にも何人か見に来ている人がいました(o^^o)

今週金曜日、12月16日、19時開演の
東家一太郎雷門会では
義士の一人 大高源吾が、親友の水沼久太夫という人に、今生の別れの前に一目会いにいく所から始まる
「大高源吾 腹切魚の別れ」という演目を務めます。
是非聴きにいらして頂けましたら幸いでございます。
詳しくはこちらをご覧下さいませ。
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浦太郎師匠と晴美師匠、明日一太郎雷門会でございます

今日は師匠と国本晴美師匠のお宅へ行って参りました。
浦太郎師匠はお元気になって、晴美師匠とお会いできてとても幸せそうでした。
近くの滑川観音様。冬の空気が澄んでいて、好天気でした。

明日は今年最後の
東家一太郎雷門会です。
浪曲二席。
義士伝「大高源吾 腹切魚の別れ」と
「水戸光圀意外伝」を務める予定です。
12月16日金曜日19時開演
会場は日本浪曲協会広間です。
入場料は1,000円、お茶菓子付きです。
浪曲の後に茶話会がございますので
忘年会気分で盛り上がれる様に
懸命に務めます。
ご来場心よりお待ち申し上げておりますm(_ _)m

詳しくはこちらをご覧下さいませ。
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雷門会御礼

今年最後の東家一太郎雷門会を務めさせて頂きました。
ご来場頂きましたお客様、誠に有難うございましたm(_ _)m

番組

一、「水戸意外伝 光圀青春暴走曲」
         曲師 馬越ノリ子    (作:二村邦夫)

一、「大高源吾 腹切魚の別れ」
         曲師 東家美       (脚色:野口甫堂)

終演後の茶話会は忘年会ムードで盛り上がりました。

光圀青春暴走曲は私がデビューの時のネタです。
思い入れは特別強いのですが、やはりこういう新作は難しいと改めて思いました。

腹切魚は浪曲らしい「いいネタ」なので、来年はどんどん舞台に掛けて磨いて参ります。
ちなみに腹切魚とは「コノシロ」のこと。
成長するにつれて名前が変わる出世魚で、
シンコ→コハダ→ナカズミ→コノシロ
となるそうです。

今年も一年、雷門会を通して、お客様との新たな出会いがありました。
またいつもいらして下さるお客様にも大感謝です。
多くを学ばせて頂きまして有難うございました。

一太郎雷門会は偶数月の第3金曜日19時からやっております。
次回は、来年2月17日(金)です。
シーズン4最終回となります。
ご来場の程、何卒宜しくお願い申し上げます。
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日本酒

昨日の雷門会の茶話会は忘年会気分で、
お客様からお差し入れも頂きまして、
美味しいお酒を堪能させて頂きました。

色々な銘柄の日本酒を、まるで利き酒の様に飲ませて頂きました。
これは美味しい。このお酒もまたあっさりして飲みやすい。このお酒もまた違うお味。はぁ、いいですねぇ。
といった感じです。

ほろ酔い機嫌で、少し千鳥足になってお帰りになるお客様を
浪曲の文句のように
後ろ姿に心の内で手を合わし
幸せな気分でお見送り致しました。

野狐三次に
一方は 高く また低く
咥え 楊子で よろめきながら
河原 遊びの 千鳥足

という節があります。
寒空の下、酔って歩くのも風流ですね。

忘年会シーズン、皆様、お身体ご自愛下さいませ。

誕生日に頂きましたお酒です。
「祝」の文字が嬉しかったです。
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宝くじ売場 師走風景

年の瀬ですね。
年の瀬とは、慌ただしい年の暮れという意味だそうです。意外に知りませんでした。
確かにそろそろ街全体が慌ただしい雰囲気になってきました。

大当たり🎯が出るという、宝くじ売場の前には行列ができています。
売場のおじさんおばさんが、まるでギリシャ神話の神々のような絵で描かれていて、何とも愉快です。

今日、ラジオで落語の円生師匠の鼠穴をやっていました。
志ん生師匠の富久や談志師匠の芝浜などを聴くと、年末の空気感が漂ってきて、寂しいような清々しいような、何とも言えない気持ちになります。
お正月は、いつもの月末と変わらぬペースですぐやってくるのに、年末は長く、ちょっと余裕がある気がするから不思議です。

私は正月の木馬亭出番は2日と7日。
今のうちから演目を考えて準備します。





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赤穂浪士 討ち入り後の年越しは?

元禄15年12月14日に赤穂浪士は吉良邸に討ち入り、見事仇討ちの本懐を遂げます。

その後、四十七士たちは、

細川綱利、松平定直、毛利綱元、水野忠之の4家に分割してお預けとなります。

 

後に幕府の評定によって元禄16年2月4日に一同は切腹することになりますが、

元禄15年の年末、仇討ちの快挙を遂げた後で、赤穂義士たちはどの様な心境であったのか?

どの様な年越しを、お預け先の屋敷で迎えたのか?

ふと気になりました。

 

長い年末だったのでしょうか、あっという間に新しい年を迎えたのでしょうか。

一人一人の心の奥に、深いストーリーが広がっています。

忠臣蔵は日本人の心です!!

 

 

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たかが一節されど一節

女流浪曲の、とある名人の師匠の浪曲音源に聞き惚れています。
曲師(お三味線)も名人の師匠です。

一席の浪曲にはいくつか節があり、その節々の終わりは大抵、「アテ節」と言いまして、お客様が思わず拍手を叩きたくなる様な節遣いをして、作品を盛り上げます。

私が聴いていましたその音源の一つのアテ節では
「ゴロ」と言われますが節をコロコロと、その先生は回していらっしゃいます。
名人の三味線あってこその節遣いでもあると思います。
三味線の強く打ち込むバチとバチの間の3秒ぐらいにコロコロ、コロコロ回る節。

どんな風な声の出し方をしているのか、気になりまして、音楽プレイヤーの倍速を半分にして聴いてみました。
すると、また違った音の世界が現れてきました。

普通に聴いていて感動する節遣いですが、
その裏側を垣間見た気がしました。
僅か10秒の間にその先生の浪曲人生が見えてくるような感じがして、心と技が凝縮されて滲み出た節に胸が熱くなりました。
こういう声、節、浪曲、舞台ができるようにならなければならないと思います。

浪曲の魅力は本当に底知れないです。
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強風

関東は珍しく風の強い夜です。
昼間はやけに暖かく、もわっとした変な気候でした。

新潟の糸魚川市で大規模な火災があり、被害に遭われた方が多いとのこと。
心よりお見舞い申し上げます。
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師匠の浪曲が救ってくれる

師匠東家浦太郎の「王将一代」を久々に聴きました。
NHK日本の話芸特選のDVDからの音源で、
ご存知、将棋の坂田三吉の物語です。

最初から最後までボロボロ涙を流して号泣してしまいました。

勝負の世界に生きる、男坂田三吉ど根性の人生は
浪曲の芸の世界で生き抜いて来た師匠の姿と重なります。
二代浦太郎になる前の太田英夫時代、絶好調の師匠の声節、啖呵。
名人伊丹秀敏師匠のお三味線がまた素晴らしいです。

私が何か悩んでいる時や辛い時、救ってくれるのは他の誰でもなく、
師匠浦太郎の浪曲を聞いた時です。
師匠の浪曲が解決のヒントをくれます。
これが浪曲の本当の力なのだと思います。
本当に師匠は凄い浪曲師です。
師匠の王将のような浪曲ができるまで、まだまだまだ私には時間かかかります。
師匠の舞台復帰が決まって本当に良かったです。
こんな身近に大名人のお手本がいます。
浦太郎の弟子になって本当に良かった、恵まれていると感じた一日でした。

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国本武春師匠を偲んで 其の一

クリスマスイブ。

昨年の12月24日に
偉大な浪曲界の大先輩、
国本武春師匠がお亡くなりになりました。
ちょうど一年経ちました。
ご命日です。

昨年の暮れから今年の春にかけて、武春師匠がいらっしゃらないことがずっとショックでした。
「一太郎くん、まだ武春師匠ロスやってんの」と先輩から言われたこともあります。

2月の浅草ビューホテルでのお別れの会も、
先日のカメリアホールでの大忠臣蔵ファイナルも、未熟な私が司会をさせて頂きました。
お別れの会では浪曲舞台の武春師匠のテーブル掛けを整えさせて頂けたことが、
何より武春師匠との深いご縁を感じて嬉しかったです。

ブログで何回かに分けて、
武春師匠を偲んで、書かせて頂きます。

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クリスマス

楽しそうなクリスマス🎄
一昨年のクリスマスです🎅

今年は…
ケーキも食べれませんでした…

来年はクリスマスをエンジョイしようと思います…

淋しい…
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先日の火曜亭の事、お書き頂きました

先日の火曜亭、
浜乃一舟師匠と東家一太郎
曲師東家美
出演の時のこと、
みつ梅さんがブログにお書き下さいました。

是非お読み下さいませ。

秀敏師匠のお洒落な私服姿の写真もあります。
えんじ色のジャケットはこの日浅草でパッと買われたそうです(^.^)

お客様のアンケートや、
ブログなどで浪曲の感想などを書いて頂いたものを読みますと、大変勉強になります。
自分では気付かない所にも気付かせて頂き、
次回舞台に掛ける時のモチベーションや反省にも繋がります。
大変有難いです。

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大叔父と 浪曲を語る

大叔父の家に行ってお酒をご馳走になって来ました。
大叔父は、私の母方の祖父の弟で八十五歳。
元は大工の棟梁で、若い時から趣味で新内を語っている粋な人です。
私の浪曲もよく聞きにきてくれます。

浪曲に出てくる江戸ッ子の職人や大工さんを彷彿とさせる人です。八十を過ぎてもお酒が好きで、芸が好きで、まだまだ私なんかよりは色っぽい所もあります。
大叔父とお酒を酌み交わしながら、落語や講談、浪曲や新内の話、昔の話などを聴いているとすぐに時間が経ってしまいます。

大叔父の父親がまた大工で、浪曲浪花節が大好きでレコードも沢山持っていたそうです。明治二十年代の生まれだそうです。浪花節の成立は明治のはじめですので、二十年たったちょうどいい時期です。
浪曲中興の祖、桃中軒雲右衛門先生が世に出た時分は曽祖父は十代後半と思います。
曽祖父は「壷坂霊験記」の浪花亭綾太郎の浪花節が好きだったそうです。

私の祖父が印刷屋に奉公していた時に
初代篠田実の「紺屋高尾」が大ブームで、そのレコードの歌詞カードを印刷していたとか。
♪遊女は客に惚れたと言い〜
まだ幼さが残る年齢だった祖父は印刷作業をしながら唸っていたと聞いたことがあります。

大叔父からは
寄席で広澤菊春師匠の「竹の水仙」を聴いた話。
寄席の番組表に「伸」と書いてある上手い講談師。
家に帰って親父に話をしたら
「服部伸といって、元は一心亭辰雄という浪花節だったんだ」と教えられたそうです。

また、イイノホールの会で私の師匠の師匠、東家楽浦師匠の浪曲も聞いたことがあるそうです。

そして極め付けの話。
昔 大叔父の新内の師匠が、最近まだ若いんだけどいい声で上手い浪花節がいる、太田英夫というんだと言っていたそうです。
後の二代東家浦太郎。私の師匠です。
若い時から芸人の間でも噂になる人だったのだなと感心致しました。

私は二十代になってから浪曲を聞き始めましたので、家族の影響を受けて浪曲師になった訳ではないのですが、
やはりDNAの影響か、浪曲や芸能との縁は深い所で繋がっているのだなと思います。

また曽祖父、祖父、大叔父の時代で
浪曲浪花節の歴史が変わってきたことが実感できました。
浪曲を通して会ったことのない、曽祖父の存在も身近に感じられたのが嬉しいです。



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忘年会 浪曲十年

お世話になった方と忘年会をして来ました。

来年で私 東家一太郎、
師匠東家浦太郎に入門してからちょうど十年となります。
入門前、浪曲ファンだった時分からお世話なった師匠方、お客様と今もよくお会いしますので、
「もう十年経ちました」というと「えっ、もう十年、早いね」と必ず言われます。
皆様お変わりなく元気でいらっしゃるので、それがとても嬉しいです。

また、この十年の間に師匠方もお客様も知り合いの方もお亡くなりになられたり、なかなかお会いできない方も沢山いらっしゃいます。

皆様にお世話になって今の自分がある、
お一人お一人の顔を思い出しております。

私が浪曲という芸能に夢中になった一番最初のきっかけは、東武蔵という昔の師匠の浪曲が入った一枚のCDです。
バラシという最後の節の浪曲師と曲師のあうんの呼吸の息遣いに感銘を受けた所から浪曲への興味が始まりました。
東武蔵という師匠(東家とはまた違う流派です)は私が生まれる以前にお亡くなりになっています。
お会いした事のない方の、録音された声を聴いて、いま現在生きている私が感動したり、同じ道を志したいと感じること、これは凄いことだなと思いました。
五十年後百年後の見知らぬ人にも影響を与えられるような浪曲師に一生をかけてなりたいと入門当時偉そうに思っておりました。
ある師匠にその話をしたら、
「私は一万年後の人に向けてやっている」
と言われ、この人は凄いなと度肝を抜かれたのを思い出しました。
あれから十年経ちました。

入門当時から浪曲に対する想いと目標は基本的に変わりませんが、
師匠方、お客様に育てて頂いて、
「今いらして頂いているお客様に喜んで頂けることから全てがはじまる」
と教えて頂きました。

一回一回の舞台を大切に務めて参ります。
今後ともご指導ご鞭撻の程、何卒宜しくお願い申し上げます。


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浪曲木馬亭 新春特別公演 ご案内

浪曲定席木馬亭 新春特別公演
1月2日は師匠東家浦太郎がトリです。
私、一太郎は三番目 11:45頃から出演致します。

お正月は浅草寺初詣と共に、
木馬亭での初浪曲に、是非お越しくださいませ。
ご来場を心よりお待ち申し上げております。
お正月の浅草は賑やかで混み合いますので、
くれぐれもお気を付けていらして下さいませ。

木馬亭の番組表には、やっぱり東家浦太郎の文字がなくっちゃぁいけません!
一太郎はいつも師匠の傍におります。

今年3月末から病気療養の為お休みしていた師匠浦太郎の復帰舞台であり、お正月公演なのでお客様は沢山いらっしゃると思います。
ご来場をご予定して下さっているお客様、11時の開演前にいらして下さいましたら、座席に座れないことはないと思います。
お早めにお越し頂けましたら幸いでございます。

一太郎愛の会にご出演頂きました浜乃一舟師匠、国本晴美師匠も出演されます。豪華メンバーとなっております。

また、お正月公演は通常と違いまして
1月1日~3日までは11:00から開演
1月4日~7日までは12:00から開演
となっております。
また、木戸銭は2,500円(25才以下半額)でございます。
お間違えのございません様、宜しくお願い申し上げます。
 
◆浪曲定席木馬亭 平成29年正月 新春特別公演◆
平成29年1月2日(月)

〔出演者〕
富士実子、国本はる乃、東家一太郎
玉川奈々福、鳳舞衣子、浜乃一舟
(漫談)イエス玉川、(講談)神田茜、国本晴美、東家浦太郎

木馬亭への行き方など詳しくはこちらをご覧下さいませ。

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終わり良ければ全て良し

今日はお稽古で師匠の浪曲の三味線を弾かせて頂きました。
師匠がお元気になって本当に良かったです。
師匠の声節が浪曲がまた舞台で聞けます。
来年はずっと師匠に元気でいて頂きたい。
東家浦太郎の存在そのものが本物の浪曲で、こういう方はおそらくもう出ないと思います。
お正月2、3、4日と師匠がどういうネタをどうされるのか楽しみです。
いつまでも師匠あっての弟子です。
終わり良ければ全て良し、
の一年となりました。

大晦日、元旦は、正月二日の舞台の準備をしながら気持ちに余裕を持って過ごしたいと思っております。

厩橋付近を通りかかった時、夕暮れ前にピンクゴールドに光るスカイツリーを見ました。
とても縁起が良さそうです(o^^o)
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2016年大変お世話になりまして有難うござました

2016年沢山の方にお世話になりまして、無事に過ごすことができました。

本当に有難うございました。

 

また、このブログやホームページをご覧頂きまして誠に有難うございます。

来年はもっと充実させまして、

ご覧頂く方に楽しんで頂ける内容に務めて参ります。

 

宜しくお願い申し上げます。

 

 

東家一太郎

 

 

 

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