ロシアのウクライナ侵攻のニュース。
    まさか侵略戦争が2022年になっても起きるとは思いませんでした。
    インターネット、YouTube、Twitterで戦争の情報が今までよりも簡単に手に入る時代です。
    民間人が空爆や戦争の犠牲になっているニュースを見て
    、また先日東京大空襲資料展に行って、心にモヤモヤが残り、YouTubeで東京大空襲の動画をいくつか観ました。
    
    B29のアメリカ人パイロットの証言の昔の番組と
    そのパイロットの一人の息子さんが日本人の女性と結婚して産まれたお孫さん。大学生になった、東京大空襲について知りたいとお爺さんを訪ねるという番組です。
    
    アメリカ人パイロットの人が
    戦争当時は、日本人を人間だと思ったことはなかった
    という言葉が印象的でした。
    
    自分と同じ存在だと思っていなかった。
    自分と同じように喜怒哀楽を持つ存在だと思っていないということで、
    戦争に限らず、人間の争いの元となる考えだと思いました。
    
    シートン動物記で、
    シートンはオオカミ王ロボの賢さに触れて、
    最終的にロボの亡骸を抱いて
    人と変わらぬ心を持った動物は二度と殺さない
    と誓います。
    
    人と動物は同じ心を持っている
    ということを
    私自身、シートン動物記を通して初めて知りました。
    
    それと同じように
    相手を知ろうとしないと
    人の痛みはわからないのだと思います。
    
    被災された人の気持ちも
    被災者の家族の気持ちも
    加害者の気持ちも
    加害者の家族の気持ちも
    軽々しく言葉にできるものではありません。
    
    悲しいことが起こらないように、まず相手をよく知ることが大事なのかなと考えてみました。
    
    他にYouTubeで
    東京大空襲資料展 3人の被災者が語る(2022年3月10日) 
    これはテレ東BIZ
    資料展で私もお話を伺った画家の吉野山先生のインタビューもあります。
    テレ東BIZのYouTubeチャンネルはロシアやウクライナのこともとても詳しく解説していてとても勉強になります。
    
    こちらは日テレニュース
    【浅草寺】東京大空襲を生き抜いた”ご神木”が語り掛けるもの 
    浅草戦災跡ツアー、私も参加しました。
    間近で焦げ跡を見ると戦争の悲惨さに胸が痛みます。
    いつもお世話になっている下町人間の会の
    川杉さんが出演していらっしゃいます。
    映像に出てくる「イチョウ」は、源頼朝が挿した枝が根付いたものだそうで、佐殿は鎌倉に入る前に浅草寺に祈願しています!大河ドラマでは省かれていましたが、仲見世通り、伝法院の脇にちゃんと絵の看板があります。
    
    2つとも短い動画ですけれども
    とても学びになります。
    是非ご覧下さいませ。
    
    太平洋戦争の時に
    空襲は日本全国にあり、
    仕事で地方に行った際に、
    ここにも空襲があったんだよ
    というお話を何度か伺ったことがあります。
    
    私は東京出身ですので、空襲に関して詳しい話は祖父母からは聞いていませんが、親戚は少なからず被害に遭っていると思います。
    かなら身近な人が空襲の被害にあっていたはずの自分が、
    ウクライナや他の地域の空爆に平気でいられるのはとても変なことだなと思います。
    
    せめて東京大空襲についてはもっともっと学ばなくてはと思いました。
    母にも祖父母から伝え聞いたことがないか、話を聞いてみます。
    
    私は思想などあまりない人間で、
    強いて言えば
    浪曲が思想のような、ただの芸人です。
    
    浪曲という芸の、
    一番大事なところ、伝えたいことの原動力は
    人の心を知ることだと思っています。
    
    常に原動力を求めて
    ほどほどに学んで行きたいです。