5/8は師匠の命日でした

昨日5月8日は
師匠二代目東家浦太郎の命日でした。
もう三年経ちます。
芸人はその芸を全部持って亡くなってしまいます。
映像や音源は残っていますが、生の芸を観ることは出来ません。
でもお客様や関係者の記憶に残っている。その人柄や想い出が胸に刻まれている。何かの時にその人のことが会話に出てくると温かい気持ちになる。

師匠と弟子の縁はまた深く、
師匠は亡くなっても常に心のどこかに居ます。
つい最近も師匠の音源を聴いて新たな発見がありました。
不思議なことに、といっても、まったくスピリチュアルなことではないのですが😄
師匠は亡くなっても、ことあるごとに私に浪曲を教えてくださいます。
改めて、師匠は日本一!最先端!浪曲史に燦然と輝く!浪曲師だと感じます。
時代が変わっても、世間がどうであれ、本職の浪曲師である私が想うことは少しも揺らぐことはありません。

師匠の想いややりきれなかったことを繋いで行くのが弟子の使命だと思っています。

師匠が愛した浪曲
師匠が愛した木馬亭浪曲定席を
愛して、
師匠が今まで先陣をきってきたように
今のお客様に楽しんで頂ける浪曲を自分で作り上げる
受け継いでくれる弟子を一人でも育てる
師匠のように生涯をそれに捧げるように頑張る

なかなか難しい、大変なことですが、やっていきたいと思います。

まだまだ未熟者でこれからですが頑張ります!