北鎌倉 侘助浪曲会 御礼

11/9日
北鎌倉 侘助にて
東家一太郎・美 浪曲会を開催いただきました。

席亭は
北鎌倉が誇る天下一の写真家
関戸勇さんです。

小雨降る深秋の北鎌倉の午後
侘助店内いっぱいに
お客様に集まっていただきまして
浪曲を聴いていただけました。

皆様お忙しい中を誠に有難うございました。
心より感謝申し上げます。

これが浪曲の原点なんだなと思いました。
私と美にとってはまだスタートラインに近いですが、
この原点を忘れずに精進します。

公演中の写真は
関戸さんにご撮影いただきました。

記念写真というよりも
作品ですね。

私は自分の舞台写真よりも
聴いていただいているお客様が写っている写真が好きです。
一番最初の写真は
侘助の素敵な雰囲気と相まって
特に大好きな写真です。

浪曲は
忠臣蔵
「大高源吾 腹切魚の別れ」
をつとめました。

赤穂浪士の話は、
吉良邸討ち入り前に
親しい人に別れを告げに行く話が多いです。

もちろん忠臣蔵の話なのですが、
赤穂義士四十七士
それぞれには
それぞれの人生や家族や親しい人があります。
仇討ちという武士の義理を果たすために、
その人たちと別れなければならない。

その場面を描く浪曲は、
人生の喜怒哀楽を表しています。

単純な仇討話ではなく
長い記憶の積み重ねでできた人生を描いているところに、忠臣蔵の浪曲の良さを感じています。

関戸さんとは15年ほど
北鎌倉の皆様とも10年以上お付き合いさせていただいております。
私と美さんの
浪曲活動は、
北鎌倉とともに長い時間を過ごさせていただいていますので、
そういう思い出、記憶、楽しみ喜び幸せを思い出しながら
今回の浪曲つとめさせていただきました。

本当に幸せな時間でございます。

浪曲プチ講座と
最後は「俵星玄蕃」もつとめました。

打ち上げも
皆様の色々なお話
とても勉強になりました。

また北鎌倉で浪曲させていただけるときは宜しくお願いいたします。

心の故郷
北鎌倉にいると
空気が綺麗で
思わず深呼吸したくなる。
台峯も大好きです。
緑の洞門の見守りも兼ねて
また近々遊びに参ります。