腹切魚と浅草案内

明日は伊勢哲監督作品の
木馬亭ドキュメンタリー映画祭に出演します。

映画上映の後、
伊勢監督と澤雪絵姉さんと鼎談、私は司会で話を振らせて頂きます。
雪絵姉さんと三味線佐藤貴美江師匠の浪曲「からかさ桜」
の後、
一太郎、三味線東家美で
「一太郎の浅草案内」と「大高源吾 腹切魚の別れ」
を務めます。

「からかさ桜」はペンネーム池上勇こと、廣澤菊春師匠の台本作品。
「大高 腹切魚」はペンネーム野口甫堂こと、大師匠 東家楽浦の台本作品です。
浪曲プレイヤー兼台本作家で寄席浪曲の名人のお二人。
台本の構成やその味付けはズバ抜けています。
関西節の浪曲と関東節の浪曲の妙をお楽しみ下さいませ。

今日は
「浅草案内」の今回用の節の文句を考え、
「腹切魚」の台本をさらって、台本についてあれこれと考えを巡らせていました。
大高源吾と水沼久太夫、義兄弟の心の通じ合いと
仇討ちを悟られまいとする駆け引きが肝で、
まさに義理と人情の狭間の話。
楽浦師匠の作品の旨さ、涙を誘いながらも芸術的な所。
感心してしまいました。

明日があるので早く寝ます(^。^)