夕立連続読みまで迫って来ました

9月13日の赤坂で浪曲 東家一太郎 夕立勘五郎連続読み 第一回まで日が迫って来ました。

今回は
飯田町の世直しと云われた勘五郎と旗本大庭佐四郎が出会う場面と
花屋金兵衛が心を傷めながらも勘五郎の面体に傷を付ける松金屋大寄合の場面です。

といっても話を聴かないと何の事だかわからないと思いますが、
夕立勘五郎という浪曲演目はとても浪曲らしい素晴らしい作品です。
現代人の心に訴えるものがあると思います。

この作品を脚色して十八番とされていた大師匠 東家楽浦師匠に恥ずかしくないように懸命に務めます。

勘五郎の子分になる旗本大庭佐四郎の節の文句が殊に心に滲みました。

〽︎
上にへつらい真実が
薄くうわべはキラキラと
メッキ光りの武士道に
何の未練があるものか
地位も身分も角張った
裃(かみしも)を脱ぎ 素裸で
新規に出直し 人として
正しい道を歩きたい
どうだ勘五郎 佐四郎と
兄弟分に なってくれ

この大庭佐四郎という人物が大変魅力的な人物です。
ネタ下ろしですが人物を描けるように最後まで努めます。