明日赤坂で野狐三次第3回目の会です

明日10日14時30分開演
赤坂で浪曲
東家一太郎野狐三次連続読みの会第3回目がございます。

野狐三次という話は
江戸の町火消し、鳶の三次が主人公です。

この野狐三次は
浪曲、浪花節では
関東節東家一門で古くから演じられていました。

手書きの系図を載せました。

初代東家楽遊(らくゆう)
のちに悟楽斎三叟(ごらくさい さんそう)
となる人が
野狐三次を演じた口演速記本やレコードの一部も残っています。

大師匠東家楽浦(らくうら)
は東家の十八番として、
悟楽斎三叟が舞台に掛けていた野狐三次を復活させて大きく広げようとしたのではないかと今回の台本を勉強させて頂きながら感じました。

楽浦師匠は野狐三次の沢山の台本を書き上げ、
自ら舞台に掛けて精査して
書いては直しを繰り返して、
弟子の初代浦太郎に譲りました。
野狐三次は初代東家浦太郎の十八番として
世に知れることになったのですから
初代の浪曲の魅力はさることながら
楽浦師匠は本当に偉大であると感じます。

師匠浦太郎は二代目を襲名してから
三次の台本を幾つも舞台や放送にかけています。
師匠の天才的な節と浪曲の感性は
天下一品で野狐三次を新しく生まれ変わらせました。

やはり浪曲、浪花節は
師匠から弟子へ、を繰り返していくもの。
師匠を大切に、先祖を大切にしていくことで
芸が繋がっていくものと思います。
師匠を大切にして行けば
浪曲という芸は消えることなく続いていくと信じています。

今回の三席の内、
「音羽屋格子」は初代浦太郎の口演から
「普請場の恋」は師匠浦太郎の口演から
「間違いの婚礼」は初代と師匠のミックス、プラス悟楽斎三叟の音源も参考にしました。
三席とも楽浦師匠の台本を元にまとめさせて頂きました。
三次大坂の巻はあまり舞台に掛けられて来なかったと思いますが、
とても面白い、浪曲の魅力が詰まった作品です。
明日の会で復活させて行きたいと思っております。
まず
明日頑張って務めます。
ご来場頂けましたら幸いでこざいます。

何卒宜しくお願い申し上げます。う

◆第16回赤坂で浪曲

「東家一太郎『野狐三次』連続読み第3回」◆

 

〔日程〕平成30年6月10日(日) 

 

〔開場/開演〕14:00/14:30 (終演予定16:30)

 

〔番組〕

 東家一太郎      曲師 東家美

 野狐三次  大坂の巻(浪華暦)

 

 第5話「音羽屋格子」    第6話「普請場の恋」       第7話「間違いの婚礼」

 

 国本はる乃(助演) 曲師 馬越ノリ子

 

〔木戸銭〕 

 当日の方 2500円 

 予約の方・地域の方 2000円

 25歳以下の方 1000円(要証明)

 

 客席数 50人程度

 

〔ご予約・お問合せ〕

 電話070-3126-1682(留守電)

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〔場所/住所] 赤坂カルチャースペース嶋/

 

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