国立劇場に
    
    
    
    
    
    歌舞伎 伊賀越道中双六
    を観に行ってきました。
    剣豪荒木又右衛門(歌舞伎では唐木政右衛門)が義父の仇討ちをするお話です。
    深い人間ドラマあり、笑いどころあり、仇討ちの剣の舞があり、見所が満載の舞台でした。
    国立劇場50周年を締めくくる演目ということで、
    お目当ての中村吉右衛門さんはじめ、中村歌六さん、中村又五郎さん、中村雀右衛門さん、尾上菊之助さんなどの役者が気合いの入ったお芝居を見せて下さいました。
    特に、岡崎宿の一軒家で繰り広げられる深い人間ドラマは竹本葵太夫さんの語りと義太夫三味線と一体となって素晴らしい芸術でした。
    煙草の葉を刻む音と糸繰りの音も演出となって悲しく重厚な場面ですが美しさもありました。
    中村米吉さんの茶屋娘もとても魅力的でした。
    鎌倉からはじまり、伊賀上野での仇討ちに終わる物語でした。
    北鎌倉円覚寺の方丈と、書院外でのシーンがあったり、
    名刀正宗をめぐるお話です。
    この前の鎌倉での浪曲会の帰りに、現在の正宗の工房前を通りました。
    また新作浪曲で口演しました緑の洞門は円覚寺境内絵図に描かれた結界の一部です。
    浪曲会の数日後にこの歌舞伎を観れたのは、何か鎌倉と深い縁があるなぁと思った次第です(╹◡╹)



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