2017年

2月

23日

望郷 別れの一本杉

16日にお亡くなりになった作曲家、船村徹先生の告別式が今日あったそうですね。

師匠二代東家浦太郎の浪曲に
「望郷 別れの一本杉」という演目があります。
船村徹先生の親友で、相棒。若くしてお亡くなりになった作詞家の高野公男先生の友情を描いた作品です。
浪曲台本は沼川淳先生の脚色です。

高野の死後、数十年経って、お墓の前で話かける船村、そんなシーンから始まります。
最後は「別れの一本杉」を師匠が歌って、チョーンと柝が入って終わります。

売れない時代を共に苦労した相棒同志、
男の友情を描いた作品です。

師匠浦太郎には十八番が沢山ありますが、
間違いなく師匠のネタの十八番に入る作品と思います。
長年歌謡曲の歌手でもあり、時代劇と歌謡曲に精通している師匠でなければ出せない深い味わいがあります。

船村徹先生の訃報を知って
師匠の太田英夫時代、伊丹秀敏師匠の三味線の「望郷別れの一本杉」のテープを聴きました。
ボロボロ涙が出て来て、横隔膜が上がりキュンとなります。
本当に素晴らしい浪曲は大の大人が号泣するものですね。

私はこの歳になってようやく素晴らしい歌謡曲の良さが分かるようになってきました。
これから色々と聴いて勉強して行きたいと思います。

船村徹先生の御冥福をお祈り申し上げます。


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コメント: 2
  • #1

    亜津佐 (金曜日, 03 3月 2017 17:59)

    日本人の心の奥底に眠る優しさや逞しさを時に悲しく、時に、元気にしてくれる作曲家でしたね

    ご苦労を重ねていらしたのに、微塵も見せず、明るい方だったそうです

    ご冥福お祈りします

  • #2

    一太郎 (金曜日, 03 3月 2017 18:56)

    亜津佐 様

    船村先生はご苦労を微塵も見せない明るい方でいらっしゃったのですね。

    日本人の心の奥底に眠る優しさ、逞しさ。
    そうですね。優しさと逞しさが昔の日本人にはあったのだと歌を聴いていると私も感じます。

    優しさと逞しさ、身に付けて行きたいです。