「東家」 浪曲師の系図について 其の一

11月12日土曜日 13時半開演 お江戸両国亭で行います、

東家一太郎愛の会 第5回目のスペシャルゲストには

国本晴美師匠と国本はる乃さんにご出演頂きます。

 

サブタイトルは

~浪曲系図を紐解けば、東家の親戚筋!!~

です。

浪曲の芸の系図では

私、一太郎からしますと

 

晴美師匠は同じ東家の叔母様に当たります。

 

「国本」と「東家」

亭号が違うのに、なぜ親戚筋なのか?

と聞かれたことがございますので、

何回かに分けてブログで申し上げます。

 

浪曲・浪花節は江戸の終わりから明治初め頃に

祭文や説教節、阿呆陀羅経などの色々な芸能の要素を取り入れて広がって行った芸能です。

今現在まで何千という浪曲師、曲師の先輩方がいらっしゃいました。

 

独学で浪曲師・曲師になったという人も中にはいらっしゃると思いますが、

ほとんどが教えて下さる師匠がいて、その人の弟子になって浪曲を教わり、またその人が弟子を取り、という風に続いて来ました。

 

ですので自然と、各流派、系図という物ができて来ます。

 

浪曲の本やレコードの解説書などに、こういう系図が載っていることがあります。

知らない人が見ても面白くも何とも無い物と思いますが、浪曲ファンはとても楽しく見ることができます。

 

右の系図は東家一太郎の

「東家」の系図です。

師匠浦太郎、そのまた師匠、そのまた師匠、

と見ているだけで遡ることができます。

それはそのまま芸の系譜でもあり、

師匠と弟子の切っても切り離せない関係や人生の歴史も収まっていると思うと、とても感慨深いです。

 

ちょうど時間となりました~

もっとこの先書きたいけれど 

だいぶお長くなりますので

ちょっと一息 また更新

コメントをお書きください

コメント: 2
  • #1

    亜津佐 (火曜日, 01 11月 2016 11:45)

    時代が流れても、日本の芸は、変わることなく受け継がれていますね
    昔は、レコードや録音機器がないので、耳や文字で受け継がれてきたもの。
    それだけ貴重で、かつ、重々しさがあります

    いつか、一太郎さんに弟子が出来た時、そのお弟子さんが、(うちの一太郎師匠はね~)っと
    この系図を見ながら、茶話会などで、話される日が来ますよ。

    それもまた、楽しみですね

  • #2

    一太郎 (火曜日, 01 11月 2016 14:49)

    亜津佐 様

    きちんと芸を受け継いで行けます様に、師匠が元気な内にしっかりと学んで参ります。

    昔は録音など無く、口伝で受け継がれて行ったのですね。
    仰る様に重々しい物ですね。

    また時代を超えて、過去の人に飛んで行ける所にとても魅力を感じます。