2016年

10月

06日

一席の浪曲

よく、

浪曲は、時間はどの位やるものなのですか?

と聞かれます。

私がよく口演しています浪曲は25~30分位のものが多いです。

浪曲には台本がありまして、それを覚えて稽古して舞台に掛けます。

 

時間が30分位になったのは、

レコードやラジオ放送の収録時間に合わせる為かな

と勝手に想像しておりますが、

浪曲定席木馬亭の持ち時間も基本30分と決まっております。

ただ、お仕事によっては10分、15分に、間を抜いたり工夫をして縮める事も多いです。

また、一席30分以上たっぷり口演することもございます。

自分で作る浪曲は、初めて聞いて頂くお客様も飽きない様に、元から15分位のネタもございます。

 

今月の木馬亭定席では、

一席30分の浪曲を、

お客様に飽きずに、泣いて笑って楽しんで、聞いて頂く事の大変さを学ばせて頂きました。

木馬亭という寄席は、私にとって浪曲道場、大切な勉強の場所でもあります。

浪曲師と曲師で、ただ舞台の上で浪曲をやっているのではなく、お客様がいらっしゃってこその30分。

お客様から教えて頂くことの大きさを今、噛みしめています。

 

秋の夜長、パソコンの起動している音かと思ったら、

虫の音でした。

 

「ああ、浪曲はいいなぁ」

と思って頂ける芸の形。

これを身に付けられる様、精進致します。

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コメント: 2
  • #1

    亜津佐 (金曜日, 07 10月 2016 16:40)

    テレビやラジオで浪曲は父の影響で聴いていましたが、まだ幼かったので、意味が分かりませんでした、
    生で一太郎さんの浪曲を聴いて以来、電撃が衝撃が走りました。

    落語家さんは、扇子や手ぬぐいで仕草を作れますが、浪曲は、三味線の調子に合わせて強弱や場面の展開や明暗を区別。
    それ以外は、語りが命。
    ご夫婦で息のあった浪曲をこれからも聴かせてくださいね

  • #2

    一太郎 (日曜日, 09 10月 2016 17:37)

    お父様が浪曲をお好きでいらしたことが
    亜津佐様が今浪曲を聞いて下さっていることに繋がるのは、
    何か凄い事ですね。
    亜津佐様とお父様の歴史と、浪曲界の歴史が地下の水脈で繋がっている様で、とても素敵な事と思いました。
    私の浪曲でそのように仰って頂けます事、感無量です。浪曲師としてのまさに生き甲斐です。
    息の合った浪曲を心掛けて、勉強して参ります。