3月30日土曜日
東武練馬三凱亭にて
東家一太郎努力会第51回
スペシャルゲストに
東家志乃ぶさん
をお迎えして開催させて頂きました。
お忙しい中、ご来場いただきましたお客様に心より御礼申し上げます。
番組は
一、東家一太郎「野狐三次 彫り物の由来」 (野口甫堂 脚色)
一、東家志乃ぶ「赤城しぐれ」
〜 仲入り〜
一、対談
一、東家一太郎「小田原情け相撲」(野口甫堂 脚色)
曲師 東家美
でございました。
ゲストの志乃ぶさんは
昨年11月に年季明けされて、
実力のある方ですので、これからの浪曲界を背負って立つ方でいらっしゃいます。
赤城しぐれは国定忠治の話。侠客物啖呵が心地好く、女流浪曲の王道を進んでくれる頼りになる後輩が、素晴らしい浪曲をご披露くださり、とても嬉しかったです。
トークコーナーでは
志乃ぶさんが推している😆土方歳三の話や、
浪曲の魅力や目指す浪曲について話頂いて、
私もとても勉強になりました。
志乃ぶさんは
5月23日水曜日夜7時から
木馬亭で初の独演会をされます。
思い入れのある「葛の葉」を務められます。
応援宜しくお願い申し上げます。
三次彫り物由来は
先日、横浜市歴史博物館で
目黒行人坂の大火の火事図巻なる絵巻物の本を購入しまして、
江戸の町火消しのことがよく分かりましたので務めました。
目黒から浅草あたりまで火が燃え広がったということですから、延焼を止めて消火する町火消しの役割と心意気は只事ではなかったと想像出来ます。
まさに火事と喧嘩は江戸の華
に組の野狐三次のヒーロー像が今まで以上にハッキリと見えて来ました。
小田原相撲は久しぶりでした。
素人相撲相模灘岩五郎に土俵の上で殺された漁師八造の無念と女房おさわさんの仇討ちの決意と挫折、それを救った旅人や谷風、雷電の人情に想いを込めて務めました。
お客様のご表情と美さんの三味線にその想いを助けて、増幅してもらいました。
沢山のお客様に
志乃ぶさん年季明けおめでとうスペシャルの努力会
盛り上げて頂きました。
改めて感謝申し上げます。
次回の
東家一太郎 努力会 第52回
〔日程〕令和6年5月26日(日)
〔開場/開演〕14:30/15:00 (終演予定16:30)
大師匠東家楽浦の書き残した浪曲を
東家一太郎 曲師 東家美 のコンビが
一席一席工夫研鑽して披露して行く
一太郎の古典復活シリーズ第1弾
「堀之内 祖師堂の由来」(野口甫堂
作)
厄除けの「おそっさま」として江戸時代から参詣の絶えない堀之内妙法寺。その祖師堂に安置される日蓮聖人木像由来の一席。
一人の尼さんと骨董屋夫婦の可笑しくも心温まるお話です。
お客様とこの浪曲を作り上げ、後世の文化遺産として行きます。
他にもう一席務めます。
またのご来場を宜しくお願い申し上げます。