空也上人像

上野東京国立博物館に
空也上人像お目当てで見て来ました。
実物凄かった。一番前で下手なデッサンを描きながら二周くらいしてじっくりと見ました。空也上人の声を出す姿勢に浪曲浪花節の源流を見ました。色々と浪曲に生かす学びがあり。
パンデミック後の平安時代京の都、市中を行脚されたそうです。

空也上人像は
鎌倉時代の仏師 運慶の四男 康勝という人が彫ったそうです。

左手に鹿の角でできた杖を持ち、胸からぶら下げた鐘を右手に持った棒で叩いて、
声に出す念仏が
南無阿弥陀仏の六体の仏になって出て来ています。
左足を前に出し、少し前屈みになって
後ろ足のアキレス腱が踏ん張って、筋が見えていて、
ふくらはぎにも力が入っています。
杖を持つ手には血管が浮き出て、
目は観衆を見ている。
喉仏や喉のあたりも印象深く、
声は口と鼻の辺りにまっすぐに出ています。