碧血碑前祭

2021年6月25日
函館碧血碑前での慰霊祭。
浪曲「五稜郭始末記」奉納させて頂きました。
写真は日蓮宗実行寺ご上人様の法要の様子です。
浪曲を務めている写真は、
新聞社の方々が取材されていたので
もしかしたら記事でご覧頂けるかも、です。

碧血碑に供養されている816人の旧幕府軍の方々に向かっての浪曲。
参列者の方々は傍らで聴いて下さっていました。
初めての、本当に有難い体験でした。
とても不思議なことでもあります。
どこかで縁が繋がって、繋がって、
この場に居させて頂けているのだなと思いました。
今日の日を忘れずに語り続けて参ります。

函館碧血会にも入会させて頂きました。
しかも箱館戦争が終結したという6月25日に。

「五稜郭始末記」
脚本は函館ご出身の
邦楽研究家で浪曲台本も何作か書かれている笹井邦平先生です。

侠客柳川熊吉が旧幕府軍の戦死者を埋葬する、
人の情けと平和を描いた素晴らしい浪曲台本です。

稽古しながら何回も涙で嗚咽しました。

自分で稽古しながら泣いているのですから変ですが(^。^)
何ヵ所も情の奥深くに入り込む所がある作品で、
これぞ!浪曲の醍醐味です!!

歴史にも忠実に描かれています。
新作台本として非常に素晴らしい作品です。
師匠二代目東家浦太郎が
伊丹秀敏師匠の三味線と共に作り上げた
浦太郎十八番の一つと思います。

明日6/26(土)は公開公演2ヶ所でさせて頂きます。

13〜14時まで
函館蔦屋書店2階ステージにて
「東家一太郎・東家美 浪曲の世界」というタイトルで浪曲会を開催頂きます。
「五稜郭始末記」ほか、1時間浪曲務めます。
定員30名様、先着順です。
はじめて浪曲を聴くという方も楽しめます♪音楽や芸能の一つのジャンルです

また
18時開演
千代台の函館市青年センター体育館でも開催頂きます!
千代台と書いて、チヨガダイと読むそうです。
こちらはお客様沢山入ります!
是非函館の方に一度、生で浪曲を聴いてみて頂きたいです
三味線と節を身体全体で楽しめて、話の映像が浮かんで、笑って泣いて感動できる、スゴい音楽+芸能
函館のお客様とのご縁を楽しみにしております‼

浪曲を生で聴いたことがない方が
ほとんどだと思いますので
本当に騙されたと思って聴いて頂きたいです。

自分が浪曲師だからという訳ではなく(o^^o)
浪曲は本当に本当に素晴らしい芸能です。

聴かないのは勿体ない。
一生懸命に務めます!