三席稽古

今日は三味線に合わせて三席稽古することができました。

「神田松」
みなしごを引き取る夫婦の話。江戸時代の話でも現代の社会問題に通じています。愛情受けて育つことがいかに大事かを知らされます。

「野狐三次 天王祭」
木ッ端売りの後の話です。三次は青年になり、大工吉田屋吉五郎の弟子になります。
江戸時代の夏の風物詩、天王祭の風情が伝わってくる関東節らしい演目です。
はじめて三味線で合わせてみました。良い感じに仕上がりそうです。
野狐三次は他のネタより際立って、江戸らしさが出ていてサラリと小気味良いです。
4/24のにぎわい座、うたって語って桜木町でネタ下ろしします。

「夕立勘五郎 三国峠」
夕立勘五郎連続読み 第一部の最終話です。
三味線に合わせて2回目です。ある程度台本を読み込んで、美のアドバイスもあり、節を少し変えました。
前半の浅貝の宿の旅籠屋の主、小須戸屋仁兵衛、元博打ちというキャラが気に入っています。
後半はさんばら辰、山田屋辰五郎が大活躍で話を引っ掻き回します。
長講の一席です。いよいよ本格的に覚え込んで参ります。

毛色の違う三席を稽古しまして、
浪曲はやっぱりいいものだなぁと思いました。