国立演芸場の会御礼

令和元年5月10日金曜日 13時開演

 第30回 恒例 大演芸まつり  一般社団法人日本浪曲協会 

東家一太郎 真山隼人 平成30年度文化庁芸術祭 大衆芸能部門 新人賞 東西ダブル受賞記念公演に出演させて頂きました。


チケットお求め頂いて、国立演芸場までご来場下さいましたお客様に心より御礼申し上げます。

下町人間の会の皆様からはお祝いのお花を頂戴致しました。誠に有難うございます。


文化庁芸術祭新人賞を受賞させて頂き、

これまで何回か会でお客様にお祝い頂き、御礼を申し上げて参りました。

今回も沢山のお客様に応援して頂きまして、

当たり前のことですが、

浪曲という芸はお客様あっての芸で

お客様の心に届くように、表現して務めなければならないということを深く教えて頂きました。

直接お会いした時や懇親会などでお話させて頂いたり、電話やメールやSNSで教えて頂いたり、何も仰らなくても舞台の上やお見送りの際にお顔を拝見して、自分たちの芸についてご指導頂いております。

先生はお客様であると学ばせて頂きました。


今日からまた新たな道を踏み出して、

もっとお客様を大切にして

浪曲の笑いと涙と感動をお届け致します。


東家一太郎

曲師 東家美

今泉吉晴先生監修の

シートン動物記より「オオカミ王ロボ」


をロボの物語を描いた5点セットのテーブル掛けで

美は衝立なしの出高座で務めさせて頂きました。


口上では師匠東家浦太郎の隣で

美ととも舞台に並ばせて頂きました。


芸術祭新人賞御礼の会は、東京では終わりました。

まだまだ日本全国飛び回って、

お世話になっている皆様への御礼とともに

誰にでも楽しんで頂ける浪曲の種を一太郎と美で蒔いて参ります。


今後ともご指導ご鞭撻の程、何卒宜しくお願い申し上げます。


お客様への御礼を申し上げさせて頂いた後に

国立演芸場での公演について是非一言申し上げさせて下さいませ。


日本演芸家連合主催の

日本浪曲協会の大演芸まつりということで

一太郎が今回の責任者をさせて頂きました。


出演者の皆様ほか

日本演芸家連合の三笑亭夢太朗会長、事務局長の田辺凌鶴先生、好田タクト先生、ほかの皆様、

国立演芸場のスタッフの皆様

に大変お世話になりまして無事終演することが出来ました。

誠に有難うございました。


そして当日の進行、受付、楽屋の運営は

口上司会を快くお引き受け下さった港家小柳丸師匠ほか

若手の皆様にお願いをしまして、一生懸命に努めて下さいました。


三楽会長のお弟子さんの

富士綾那さん、東家三可子さん、東家志のぶさん、東家千春さん

富士実子さんも出演もありながらお手伝いして下さいました。

三門柳師匠のお弟子さんの三門綾(りょう)さん

浦太郎一門弟弟子の東家恭太郎も頑張ってお手伝いしてくれました。

皆様のお手伝いがなかったら成り立たない会でした。


会として至らないところがございましたら

責任者の私の責任です。


若手(私もまだ若手ですが…)の皆様が一生懸命汗水流して、

浪曲という芸をやっていきたい、お伝えしていきたい、お客様に喜んで頂きたいという

キラキラした想いが伝わって来まして

私自身とても感激し、感謝の心が湧いて来ました。


浪曲の一時的な人気や、自分だけが表に立って芸をやりたい、目立ちたいということでなく、

浪曲という芸を長いスパンで共に受け継いでいく同志が

後輩に一人でも多く育って行って頂いて、

さらに後の世代に繋げて行きたいと思っております。

先輩方、師匠方から受け取ったバトンを繋いでいく、

浅草木馬亭をホームグラウンドとした

日本浪曲協会に脈々と続く、

先輩方が「浪曲の王道」と仰る、

唯一の誇って良いものではないかと思っております。


沢山の反省点を生かして、自らの浪曲の糧にして参ります。