竹やぶ道抜けると一本桜

四月一日
北鎌倉台峯へお花見に行って来ました。
いつもお世話になっている北鎌倉を愛する皆様、一太郎、美、総勢なんと十名。北鎌倉の自然を語らいながら、山道を一列に歩く。
至福の忘れられない時間でした。
見晴らし台からは
北鎌倉駅、六国見山を正面に
山桜が色とりどりの美しさを見せてくれました。

花びらが風で舞い落ちる道を進むのは
ぞくっとするくらいの心地好さです。

山道から竹やぶの道を入って行きます。
枯れた竹の葉が白く敷き詰められた竹のトンネルを抜けると、
そこには一本桜が堂々と満開に咲き誇っていました。

一昨年この一本桜を見て
夏のいち・かいで一本桜をデザインの十周年記念手拭いを作りました。

その時は山道から見えていた一本桜。
今年は伸び放題の竹やぶに覆われていましたが
まさに今日が満開の見頃でした。

また一本桜と出会えた喜びと感動がいまも続いています。

北鎌倉は駅から歩いて十分程で素晴らしい自然と出会える不思議な場所です。
この自然は北鎌倉に住んでいらっしゃる方でも知らない方が多いそうです。

北鎌倉の自然を知り尽くしている名人たちに教えて頂かなければ、こんな豊かな経験はできません。幸せです。

山道を散策中に、
そういえばとスマホを見て、
新元号の発表を知りました。

新しい時代のはじまりを
台峯で、北鎌倉の皆様と体感出来ましたのは
一生忘れられない出来事です。

お昼ご飯を食べたところに生えていた桜に
「令和桜」と誰かが名付けました。
一番最後の写真の桜です。

2時間と少し北鎌倉の里山を歩き、
台峯の自然から生命力を沢山受け取って来ました。
自然と人間の関係は大事
と改めて感じた一日でした。

北鎌倉の自然が今のままの形で残り続ける
令和の時代になって欲しいと願います。