節と三味線

写真は大師匠東家楽浦と初代東家浦太郎師匠のレコードジャケットです。
浪曲・浪花節には節と三味線があります。
節と三味線の勉強、一人前になるには大変時間がかかります。ということは今の時代にはあまりそぐわないようですね。なり手も少ないです。
浪曲は節があるから長くなる。はじめて聴く人にはわかりにくい。曲師と二人だから仕事も大変。
そういう部分はもちろんあります。
しかし、節と三味線があるから浪曲・浪花節は素晴らしいです‼️
と自信を持って言えるようになってきました。
欠点など些細なものと、
吹き消す力が浪曲にはあります‼️
名人の師匠方、浪曲界の名人上手が務めて来られたのはそういう浪曲です。
師匠の二代目東家浦太郎の背中からずっと教えて頂いて来ました。
浪曲に出会えた喜び、 
浪曲を務めさせて頂ける楽しみを胸に、
ひたすら突き進みます‼️

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コメント: 4
  • #1

    亜津佐 (土曜日, 10 3月 2018 05:15)

    今の時代は、厳しい修行、マニュアルがなく、見様見真似で学ぶのが
    苦手で、そぐわないようです
    ちょっと厳しく言えば(パワハラ)と言われるし、下手すれば
    親が飛んでくるそうで、教員免許を取った後輩たちが、以前のアルバイト先に戻ってくる光景をよく見ます。

    中国料理で一人前になるには、おいそれと先輩たちが教えてくれるほどやさしくはなく、自分の舌で味を盗んで、作り上げるそうですが、
    どこで味を覚えるかというと、、見習いがまずやらされる洗い物の鍋に残ったタレや汁。しかし、それさえも、意地の悪い先輩になると
    洗い物に出す前に塩をふりかけ味をわからなくするのです。

    素晴らしい師匠方、厳しいけれど優しく愛情溢れる師匠に
    恵まれている一太郎さん
    言い方は悪いですが、時に芸を盗み、技を見習い、真髄を磨いて
    前進して行ってくださいね





  • #2

    吉岡大祐 (土曜日, 10 3月 2018 21:18)

    NHKFM浪曲十八番、聴きました!三次を見送る母親の細やかな情愛、三次の男っぷりや義侠心の強さが上手く描かれていて結構でした。最後の場面の雲助に対する啖呵も小気味良く、畳み掛けるような読みは一太郎さんの味が出ていました。4月の赤坂での「大井川の義侠」が楽しみです!

  • #3

    一太郎 (日曜日, 11 3月 2018 15:05)

    亜津佐様の仰るように
    見様見真似で学ぶという大事なことが軽視されている気が致します。
    芸の世界も一般社会の風潮に変わってきたように思う事もあります。
    大事なものは守って行きたいと思います。
    中華料理の味の話、背筋を正して読ませて頂きました。
    芸の味を盗むことは、修業の間だけでなく、一生続くことなのかなと感じました。
    芸界の先輩同輩後輩からも学んで、
    また世の中を幅広い視野で見つめて、浪曲に活かして前進して参ります!

  • #4

    一太郎 (日曜日, 11 3月 2018 15:13)

    吉岡さん、コメント頂きまして本当に有難うございます(≧∇≦)
    お褒めのお言葉を頂きまして、
    吉岡さんの暖かい御心がとても嬉しいです。
    吉岡さんの仰るような、台本に描かれた三次の人柄、義侠心、小気味いい威勢の良さ、母子の深い愛情などの背景を、
    口演で出せるように勉強し、美と合わせて稽古して参ります。
    4月8日またお会いできますことを楽しみにしております(o^^o)