緑の洞門が教えてくれたこと

北鎌倉の緑の洞門を守る会(北鎌倉史跡研究会)の
鈴木一道さんが日本大学文理学部の「地域学からみた古都鎌倉の諸相〜鎌倉学」という授業で講座をされると教えて頂きまして、
美と二人で行って参りました。
日本大学の学生さん、北鎌倉の皆様と交じって聴講させて頂きました。

久々にキャンパス気分を味わいました。
周りの大学生に溶け込んで、まだ若いつもりで勉強させて頂きました(o^^o)

講義のタイトルは
「円覚寺結界の保存と市民運動ー「緑の洞門」が教えてくれたことー」
大東文化大名誉教授でいらっしゃる鈴木さんの穏やかな中に気概あり、わかりやすい講座に「緑の洞門」と鎌倉について深く学ばせて頂き、伺って本当に良かったです。

驚いたのは、現在70代の鈴木さんが鎌倉で生まれられて人生を歩んで来られた60年の間に鎌倉の緑が激減していることです。
スライドで説明され推移がとても分かりやすかったです。
将来緑が無くなって砂漠になってしまうのではないかと仰っていましたが、あながち冗談ではなく、人間の力は恐ろしく、悲しいものだなと思いました。

緑の洞門を守る活動を通して、鈴木さんが確信された市民運動の心構えについて、講義の最後に仰った、その言葉に熱が込もっていらっしゃいました。

*困難な戦いだと最初に覚悟すること。
*活動を最後まで支えてくれるものは、正しい活動だとの確信であること。
*相手の不正、筋の通らない、不自然な行動は、自分たちの行動の正しさを更に確信させてくれること。

ラッキーと思って下さいとのお言葉に、市民運動に限らず、人生においても仕事においてもとても大事なことだなと、強い力を頂きました。

大佛次郎の「怒る権利」という文で締めくくられました。
緑の洞門、鎌倉の自然が、保存されたとなる日が来る事を願って止みません。

「緑の洞門」や北鎌倉の自然を地元北鎌倉の写真家:関戸勇さんが切り出した珠玉の写真のポストカードセット第2弾が出来たそうです。
詳しくはこちらをご覧下さいませ。


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コメント: 2
  • #1

    亜津佐 (日曜日, 02 7月 2017 03:59)

    緑輝く洞門・・保存され、再復活されることを私も願います

    地球規模で緑や氷山が激減していることは、人類も存在さえも危ないこと
    科学者の研究では、人類が滅亡して1000年後に緑多き地球になるとか・

    緑に包まれると心が落ち着き、癒されます

  • #2

    一太郎 (月曜日, 03 7月 2017 07:44)

    亜津佐様、有難うございます。
    緑の洞門が保存され、今までのような形で通れるようになりましたら、
    北鎌倉雷門会ツアーをしたいなぁと考えております!

    緑が減ることは人にとって身体的にも心にも良くないことなのではと実感するようになりました。
    自然の中にいると、本当に落ち着き、癒されますね!!