不易流行

4月7日金曜日
故郷の新大久保に用がありまして大久保通りを久々に通りました。
ドラマの韓流ブームが始まってからもう十年以上経ちますが、今も韓国料理のお店がひしめき合う駅前の通りです。
チーズカルビというのが流行っているようで
カルビ肉にとろーりとしたチーズがたっぷりかかっている料理写真の看板が店々の前にありました。
気になった方はチーズカルビ、検索してみて下さい。
美味しそうです。カロリー高そうですが。皆んなで食べるのにはいいかも!
久々に親友とも会いまして7月8日十周年の会のチラシを渡して来ました。

さて、その後、木馬亭定席に勉強に伺いました。
7月8日の会にもゲスト出演頂きます講釈師の田辺鶴遊先生のお出番でした。
「甲斐勇吉」という演目をされていました。
講談演目の中では[明治物 めいじもの]と言われるそうです。
ついつい引きこまれる軽妙な語り口に、男らしい熱演も加わって講談の魅力を学ばせて頂きました。明治時代の雰囲気が伝わって来ました。
同世代で将来大名人になられるような先輩がいらっしゃる事がとても有難いです。

続く玉川こう福師匠は三味線東家美で
祐天吉松飛鳥山の場面を読まれました。
「飛鳥山へ行こう」と言って始まる道中付が心地よく浪曲って楽しいなぁと舞台袖で身体を揺らしながら聞いていました。
名乗り会えない親子の情の哀愁ある節に涙し、
節と三味線で喜怒哀楽を現し物語を紡いで行く浪曲の深さを学びます。

トリは三門柳師匠。三門博先生脚色の紺屋高尾を口演されました。
演者が何人も出て色々な演目を楽しめる寄席というのはいいところだなぁと思います。
平日の木馬亭の雰囲気もとても素敵です。
来月5月は6日(土)7日(日)に東家一太郎出演致します。
いらしたお客様に楽しんで頂けます様、誠心誠意、気張らず気張って⁈ 務めます。
浅草もどんどん新しく綺麗になって行きますが
昔からあまり変わらない浅草の風景が青空の下、輝いていました。