曲師 東家美の師匠
曲師 伊丹秀敏 (いたみ・ひでとし、浪曲師名 浜乃一舟=はまの・いっしゅう、本名 濵本常敏=はまもと・つねとし)
誤嚥性肺炎のため、去る12月24日11時17分 享年90歳にて永眠いたしました。
生前中のご厚誼に対し厚く御礼申し上げます。
尚、ご遺族の意向により葬儀は近親者のみの家族葬にて執り行いました。
後日、お別れの会を開く予定です。
師匠の訃報に際して、その経歴を
布目英一先生が心を込めてお書き下さいました。
心より深く御礼申し上げます。
~~曲師(浪曲三味線) 伊丹 秀敏(いたみ・ひでとし) 経歴~~
本名・濵本常敏(はまもと・つねとし)
浪曲師 浜乃一舟(はまの・いっしゅう)としても活躍
1935年(昭和10)3月8日生まれ。佐賀県杵島郡生まれ。
兄の伊丹秀夫(いたみ・ひでお。本名・濵本重明=はまもと・しげあき)が
二代目天中軒雲月(後の伊丹秀子)に入門した影響を受け、幼少から浪曲に親しむ。
初めは浪曲師として歩む。初舞台は10歳の頃、九州八幡の黒崎劇場。1945年(昭和20)に二代目天中軒雲月に入門。
兄の秀夫が浪曲のかたわら、曲師の修行を続け、伊丹秀子(1947年に改名)の三味線を弾くようになったので、兄の手ほどきで曲師の修行も始める。
浪曲師の気持ちに寄り添う秀敏の三味線は、浪曲師の芸をひきたてるものとして頭角を表わす。
戦後黄金期の四天王のひとり、松平国十郎などのほか、
二代目東家浦太郎、五代目東家三楽などの相三味線をつとめ、レコード、CDなどの音源吹き込み、放送なども多数。
ベテランから若手まで幅広い浪曲師の三味線をつとめた。多くの弟子も育て、
2018年(平成30)に下町人間庶民文化賞を受賞。
浪曲師としての得意演目は「暁の唄」「三日の娑婆」「男の花道」など。
浪曲という芸が浪曲師と曲師の息の合った掛け合いによって生まれることを身をもって示した演奏は今後の曲師たちへの指針となっている。





コメントをお書きください